ネット民コンテクストと村越えコンテンツの勘所【村越えバズを狙う】

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こんにちは、FUJIHIRA(@studio_NQ)です。
今日もがんばってます。皆さんはいかがでしょうか。

最近は村越えコンテンツを作りたいと必死になっておりました。

村越えの基本は「一般的なもの(みんながわかる)」「つっこめるもの(それについてちょっと言いたくなる)」だと言われています。

わかりやすい村越え記事といえば、ニューストピックに偏った意見を述べることや、ヨッピーさん(@yoppymodel)の書くネタ系の記事、ロケットニュースの記事などが有名です。

ここ最近はそれらをすべて試したのですが、力量不足のため大失敗という結果になりました。

しかし、失敗した理由なども大体分かってきたので今後には行かせる結果になりました。

予定では村越えのコツなどをつらつら述べてみたかったのですが、結果が伴わなかったので今回は村越えの勘所をまとめてみました。

村越えってどうゆうものか

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自分の影響力が届く範囲を村と呼ぶ

村とはコンテンツ発信者の影響が直接届く範囲をイメージしてくだい。

twitter、はてブ、FBなどの投稿を通じてフォロワーに拡散できる範囲。
それが自分の村である影響力の範囲(拡散を依頼したりできる)と考えます。

村は言い換えるとファンの集まりでもあるため、繰り返し投稿をすることによってエンゲージを高める作用を期待できます。

また、はてブは拡散機能(新着エントリなど)を持っていますから、それら機能を通じて村越えを果たすことも可能です。

村越えバズとは自社の記事を新規ユーザーまで波及させること

村越えとは自分の影響力を所にいるユーザーにコンテンツを届けることです。
新規ユーザーに対して自社コンテンツを届ける新規開拓の作業とも言えます。

この村越えバズを起こすには、一般的にネットで話題になりやすいコンテンツの共通点を把握しておくことが必要です。

話題になりやすいコンテンツがわかるようになれば、村越えのために必要な以下2つのアクションをどうすれば起こすことができるのかイメージすることができるようになります。

  1. どうすれば、新規ユーザーが自社コンテンツに興味を持つのか。
  2. また、どうすれば拡散(シャア、RT)行動を取ってくれるのか。

村越えを狙う記事の作り方

村から全国へ波及させることができる時代

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村越えバズ(拡散)のポイントは、「コンテンツがどこまで一般化できる内容なのか」です。

自社のコンテンツが村人(既存ユーザー)だけではなく広く一般の人にとっても面白いコンテンツであればあるほど拡散していきます。

拡散ツールは相互作用しながら波及していくことによって、最終的にはマスまで広がることがあるようです。

twitterや2chなどで話題になったものがニュースとして取り上げられることが多くなったと思いませんか?

ネット上で上手にバズれたコンテンツはマスメディアへの露出もありうる時代になりました。

内容はさておき、ネットで盛り上がったネタがメディアに取り上げられる例としては、東京オリンピック関連の話題がわかりやすいと思います。

ただし、マスメディアまで拡散するかどうかは話題があるだけではなくニュース性や公共性など一般的なニュース素材としての価値があるかどうかも重要です。

ネットで盛り上がるだけでなく、村人の心にも届くものを

素晴らしいコンテンツがバズるわけではない。(※そもそも素晴らしいという定義が曖昧ではありますが・・・)

とはいえ・・・
ある程度のサクラ要員や資金があれば1回〜2回程度インフルエンサーまで記事を波及させることはでき、いわゆる偽村越えバズを起こすことができます。

ただ盛り上がらないし、そこから次のインフルエンサーまで波及しませんのでドメインの強化くらいにしかならないかもしれないです。

ネット民コンテクストから盛り上がるポイントを学ぶ

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http://blog.esuteru.com/より

村越えバスを狙うにはネットで盛り上がるコンテンツを作ればいいだけのことです。

ネットで受けるには、ネット民のコンテクスト(お決まりのネタ)などを抑えた上でそれに乗っかったコンテンツを作ればいいだけです。

しかし、そのためにはネットではどういったことが話題になるのかを把握していないと話になりません。

ネット上で盛り上がるコンテンツや流れ等の文脈を理解するには拡散力がある2つのサービスをチェックしていれば十分だと思います。一つは2chまとめ、もう一つはTwitterリアルタイム検索などです。

2chまとめではどういったスレッドが盛り上がっているのか?TwitterではどういったツイートがRTされやすいのかを追いかけることで感覚をつかんでいきましょう。

2chで受けるのは「自虐、伝統芸(お決まりの流れ)」等と「時流(ニュース)を絡めたネタ」だと言われています。

たとえばネット民の間では群馬といえば「未開の地群馬」という設定があり、それを 元にした伝統芸があります。

このネット民コンテクストをうまく活用したのが、群馬県が公式キャンペーンとして実施した群馬探検隊でした。

あなたも一度は聞いたことがあるだろう・・・
世界の果てにあるという魔境、GUNMAを・・・
そこでは毎日のように戦争が行われ、飢餓に苦しむ子供たち・・・
飢餓を生き延びようとも、戦場に駆り出されることになるのだが・・・

ニコニコ大百科より

コンテンツに突っ込みをいれたくなるスキがあるか

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コンテンツが拡散するにはその内容について突っ込みしたくなる仕掛けがあるかどうかが重要です。

イケダハヤトさんやネオヒルズ族の人たちはこの突っ込みをいれたくなるコンテンツを作って拡散に成功しています。

炎上プロモーションで有名なはあちゅうさんは「世論を喚起するコツ−「賛否両論半分がいい炎上である」とコメントされていました。

コンテンツの内容に突っ込み要素をしのばせておくことで突っ込みRTを狙います。

ただし、企業の場合は炎上をしてまで拡散させるには、拡散のメリットよりも炎上リスクの方が大きい事が多いです。

知識として把握するならおすすめですが、コンテンツに突っ込み要素を入れるのは非常に難しい面もあるので使わない方が良いかと思います。

はあちゅう:反対意見がないと、鎮火しちゃうんです。バトルが始まらないんです。敵と味方が両方いてバトルが始まるというか。
敵だけいても味方だけいても始まらないんですけど、両方いると、バトり始めるというか、ずっと続いているみたいな。

はあちゅう:みんなが引っかかるようなことを書かないと。
だから私は、言い切ったりとか、これはみんなに言いたいな、ということがあるときは、「ツッコマレビリティ」って呼んでいて、ツッコまれるability、ツッコミというかリツイートされるときにどんなツッコミが入るかを考えて書きますね。
はあちゅうが語る、”いい炎上”のコツとは? 10年間ディスられ続けた女の炎上論

ネットで盛り上がるコンテンツのまとめ

ネットで盛り上がるコンテンツをまとめると以下の要素を意識して、コンテンツの企画を進めると良いでしょう。

ただし、「自社メディアの特徴やブランドイメージとの距離感を意識した記事作り」を意識しておかなければ逆効果にもなりますので注意をしてください。

たとえば、studioNQはWebに関連する情報を紹介しているメディアですが、村越えバズを意識した結果、政治経済に関するツッコむ記事やネタ記事などを書いたことがありましたが馴染まなかったです。

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記事の質うんぬんの前に、メディアの属性からかけ離れていたため、ユーザーがどう反応すればいいかわからなかったり、さらには読者離れにつながってしまった等が考えられます。

そのため村越えバズを狙ったコンテンツを企画する際は、自社メディアの特徴やブランドイメージの枠とのバランスを意識したものを作るようにしましょう。

  • 一般的なもの(みんながわかる)と絡めたりする興味を持ちやすい
  • ツッコむ(それについてちょっと言いたくなる)
  • ネット民コンテクストを意識して盛り上がるテーマにコンテンツを寄せていく(未開の地群馬の例)
  • 自社メディアの特徴やブランドイメージとの距離感を意識した記事作り

ネット民のコンテクストを把握した上で、そこが盛り上がるテーマに自社のコンテンツを寄せていくといってもイメージが中々わかないですよね。具体的に話題になったコンテンツをいくつか見ていきます。

事例:ネットで受けたコンテンツの分析

LIGの菊池良さんが作った世界一即戦力な男

Www sokusenryoku me
世界一即戦力な男

ネットでは自分よりも下だと感じる人を小ばかにするか、圧倒的に上の人を応援するかの傾向が強いと言われています。

経歴があまり良い方ではない男性が、自信過剰気味に企業の人事に対して挑戦状を出すという設定が、ネット民の思考にはまるものだったと言えます。

ネットでは自虐ネタが話題になりやすいこともあったので、菊池さんのサイトは自虐ネタを小馬鹿にしつつシェアできる拡散力を持ったコンテンツになったのだと言えます。

菊池良さんもそれらの文脈を計算してサイトを設計していると思われる秀逸なテキストやイメージが多く非常に参考になります。

「めちゃくちゃにやばい就活生 近藤佑子」も同様の2ch文脈を抑えているコンテンツと言えます。

story.jpで話題になったビリギャル

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story.jp:[ビリギャル]学年でビリだったギャルが、1年で偏差値を40あげて日本でトップの私立大学、慶應大学に現役で合格した話

ネット民は努力している人を応援する力も強いと言われています。たとえば、数年前に流行った電車男などもそうでした。

ビリギャルも底辺から必死に努力して目標を達成するというストーリーが多くのユーザーの共感を生んでシャアされたと言われています。

企業が新商品などの開発を努力して行うストーリーなどはこのパターンでよく使われます。最近ではトヨタの挑戦が話題になっています。

群馬県の広報はネット民と一緒に遊んじゃう感覚

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群馬県のサイト自体はすでに閉鎖されていましたが紹介しているブログ記事がありました。
【群馬県公認】藤岡弘、さん率いる「群馬探検隊」の公式サイトが公開!未開の地「グンマー」を探せwww
良かったら確認してみてください。

こういったコンテンツは共感を生みやすいですし、中の人が本気で遊んでくれるという感覚はネット民の好印象につながりやすい。

あえてツッコまれる意見を書いてつっこみRTを狙う記事

こういった通称炎上記事は本人がプロレスのつもりでも、ユーザーはそう感じないケースが多いです。(プロレスと思わせないようにするからこそ炎上するのですが)

炎上を狙ったコンテンツは企業などはまず活用する場面がありませんが、反面教師的に炎上を起こさないために学んでおくことは重要かもしれません。

与沢翼さんのブログや過去の記事はこういったプロレス視点で見ると非常に参考になる点があります。※リンクをつけるのが嫌だったので載せませんが。

Twitterで村越えを果たすための心得

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脊髄反射ツールとまで言われる拡散力を持つTwitter

デマッターやバカッターという言葉が話題になるくらい、Twitterが持つ情報の拡散力は社会に影響を与えています。

この拡散力を理解するには「脊髄反射」というネットの特性を知っておくことが重要です。

精髄反射とはたぶん以下2つの習慣がTwitter上でうまく融合することで発生する拡散力なのだと考えます。

  1. ソースも見ないで見出しだけで条件反射し拡散する特性(ゴシップ好き)
  2. 人間は感情的なモノと論理的なモノなら感情的なモノを優先する傾向

つまり、Twitterを使ってネット民へコンテンツを刺すには感情に訴えかけるようなゴシップやネタをベースに自社のコンテンツを寄せていく作業が大事になります。

脊髄反射とは、

脊椎動物の反射と呼ばれる反応のうち、脊髄に反射中枢があるもの
上記から転じて、ネット掲示板などでよく考えずにレスをすること
のことである。そのこころは「どちらも大脳(思考中枢)を経ていない」

ニコニコ大百科より 脊髄反射

Twitterは大喜利要素の回答としてどれだけネタを提供できるか

Twitterでコンテンツを拡散するコツは面白法人カヤックさんの
「旬・定番なネタを仕入れてツッコミどころを残し、求められている人や場所・タイミングを見極める」
というコメントがまさにだと感じます。

Twitterでコンテンツを拡散させるには大喜利と近い感覚でコンテンツを作ると良いでしょう。

今話題のニュースやハッシュタグというお題に対してツッコミどころを意識したコンテンツをつぶやく。

できることなら精髄で反射できる画像や動画などが理想、テキストの場合はタイトルやアイキャッチを意識して作りこみます。

参考:ついっぷるトレンド -話題のハッシュタグ-

記述した面白法人カヤックさんのイベントでも紹介されていたジョジョ風羽生選手イラスト。

Twitter拡散の要素を以下のように当て込んで考えることができます。

旬・定番なネタ ツッコミどころを残し タイミングを見極める
羽生選手が金メダルを獲ったという朝のニュース ジョジョ風やジョジョ立ちは当時流行っていたワード(2chではジョジョネタは大好物) ニュースの拡散で使われていたハッシュタグを使ってターゲットに届ける

はじめはデザイナー(意匠部)の越後氏によるお話。「ネタ画像はバズの宝庫」という趣旨の話でした。

バズるネタ画像には、

「旬・定番なネタを仕入れてツッコミどころを残し、求められている人や場所・タイミングを見極める」

「面白法人カヤック流 バズるアイデアの話」がさすがに面白かった

火を噴くシリーズ事例(大喜利にうまく乗っかる):コンテンツを拡散させる事例

少し前の事例ですが、かなり話題になったシャープの画像フォルダ。

「お前らの昭和をばらせ」という大喜利お題に対して大手企業が本気で参加するネット民が好きなパターンを抑えていました。

さらに、この担当者がすごいなと思ったのは「家電画像フォルダが…火を吹くぜ」というネット民コンテクストをしっかり押さえたツイートをしている点です。

ハッシュタグ「#お前らの昭和をばらせ」でシャープ公式の画像フォルダが火を吹いた

「俺の〇〇フォルダを開放」「俺の〇〇フォルダを晒す」「俺の〇〇フォルダが火を噴くぜ!」というタイトルで知られるシリーズ。

タイトルにも多くのバリエーションが存在する。ジャンルはタグ検索で分かるとおり多種多様にわたる。

本当に何故集めたのか理解に苦しむ動画もあり、「主得動画」や「誰得動画」のタグがあったりもする。

しかし、一度見てみるとその世界にはまるかも・・・?

ニコニコ大百科より -火を噴くシリーズ-

Twitterでは、「企業の宣伝=ノイズ」として嫌われてしまうのが普通ですが、このケースは上手に自社のコンテンツを拡散することに成功しています。

伝統的なあずきバーの製法(ネット民と遊ぶ):フォロワーを増やす事例

ネットでは井村屋のあずきバーが恐ろしく硬いというのはネタとして良く使われます。

それに上手に乗っかって拡散した例です。この場合はコンテンツを拡散というよりは新規ユーザーへリーチするという視点ではありますが。

この担当者もネット民の好きな自虐ネタというコンテクストを上手にくすぐっています。

「伝統的なあずきバーの製法」より

まとめ

村越えを果たすには「みんながわかる内容」であり、ちょっと突っ込みたくなる要素をコンテンツ内に忍ばせておくことがポイントです。

また、ネットで盛り上がる要素(文脈)やタイミングにコンテンツを寄せていくことによって拡散力が高まります。

一方で、自社のブランドイメージやサイトの性質から外れすぎても逆効果になりますのでバランス感を持って検討しましょう。

拡散のきっかけになる方法はTwitterやFB、はてブなどが考えられますが、プレスリリースからネットメディアへの掲載→yahooトピックという流れによるマスメディア狙いや、youtube、ツイキャス、Vineなども意識できたら拡散力が強い「デジタルネイティブ」へのリーチも期待できます。

それについてはまた別の記事で紹介します。

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