【保存版】最新のSEO事情を実践するためのコンテンツ作成手順をわかりやすくまとめました

こんにちは、@studio_NQです。今日もがんばってます。皆さんはいかがでしょうか。
SEOで検索順位をあげるために無理な施策を試みた結果、ペナルティになってしまったことはありまあせんか?
もしかしたら、そこから回復するために記事を追加したり、リンクの精査をしているが一向に改善の見込みがなく不安になっているのではないでしょうか。
それを改善するために大切なことはたった1つの変化だけで十分です。
それは、「近道をやめること」です。
外部リンクを多数送り込んで一気に狙ったキーワードで上位表示を目指す、いわゆるブラックハットSEOは近道をしたいという意識から行ってしまうものです。
ご存知のように、このような外部リンクなどの対策はgoogleに嫌われる施策であり、今効果があってもペナルティを食らってしまうことはあきらかです。そして、この流れは日に日に強くなってきています。
これからは遠回りをする意識を持つことが重要です。言い換えると、「丁寧にサイトを育てていく」ということです。
実践してみましょう。丁寧にサイトを育てる手順
こうゆう私も、2014年の冬まではずっとペナルティとの戦いをすることがSEOだと思っていました。そのためSEOといえばいかに中古ドメインを確保するかという視点で動き回っていました。
そんな輩はかなりの人数いました(今もいますが)ので中古ドメインは高騰して、市場には出回らなくなってしまった時期もありました。
そもそも、SEOの良さはPPCと違い、一度しっかり作りこめば上位表示が達成できコストがかからずに集客できるという点だったはずです。※継続的にコンテンツを改良していく必要はあります。
もはや中古ドメインの価格とPPCのコストはイーブンに近い状態だったとかもしれません。※少なくとも自分がかかわってきたジャンルでは近い状態でした。
そのような中、コンテンツマーケティングという手法やソーシャルを活用したアクセスアップ方法などを知り取り入れ始めました。
実績はまだこれからですが、このブログを初めてから順調にアクセス数が伸びてきています。外部リンクを使って一気に上位表示を目指す方法ではないため、時間がかかります。
とはいえ、丁寧に育てるというのが本来のSEOのメリットであるコストがかからないという点でも合致していますのでこれから推奨されていく方法だといえます。
それではわたし達が行っているサイトの育てる手順を説明していきます。具体的には以下5つのステップを1つ1つ納得いくまで準備しながら進んでいくという方法になります。
- 自分を知る
- ユーザーを知る
- キーワードを知る
- コンテキストを知る
- ネット社会を知る
自社の強みやサービスを知り、ターゲットユーザーを明確にイメージできれば、その背景にあるコンテキストをイメージしながらニーズに即したキーワードを収集しコンテンツを作れる。
それらがマッチして初めてネットの社会では拡散や共感が生じる。その結果、googleが評価をしてSEOの効果がでてくる。
これらの1つの目安としては、100記事×3か月の運用でPDCAを回すのが今のところベストだと思っています。毎月細かい修正は加えつつ大まかな流れは3か月で判断していきます。
以下はstudioNQを例にしますので「ホームページ制作」を中心に話を進めていきます。適宜自社のサービスに言葉を置き換えて読み進めてください。
自分を知る
まずは、自社のサービスがどういったものかを多角的に理解することです。自社がどういったサービスを提供しているのかがわからなければその先のユーザーもコンテンツも見えてこないからです。
自社の商品を知り、解決できる課題を考える
自社の商品を知るということは、その商品やサービスは世の中のどういった課題を解決する力を持っているのかを把握することを指します。たとえば、ホームページ制作の場合は以下のような課題を解決できます。
- 名刺代わりの広報ツールがほしいという課題
- Webを使った集客をしたいという課題
- 既存のホームページをもっときれいにしたいという課題
- ホームページはあるが、更新できないという課題
ざっと考えただけでもこれだけの課題を解決することができるということがわかります。まずは自社の顧客データや今まで取引があったお客様のステータスなどを振り返ることから始めましょう。
強みと弱みを知り、表現を決める
自社のサービスがどういった点で優れているかを知るには、強みだけではなく弱みを知ることが重要です。弱みをしることはターゲットユーザーを絞るためにも役立つからです。たとえば、studioNQの場合は安い単価を希望するユーザーはターゲット対象外になります。こういった整理は無駄な営業コストを削減する上でも重要になってきます。
【強み】
・アフィリエイトの経験があるので、集客を意識したホームページ作り
・ホームページを作るだけではなく、マーケティング戦略まで作れる
【弱み】
・デザイン出身ではないので、デザイン力が弱い
・量産型のサービスではないので、単価が高い
など、ユーザーに訴求するポイントと比較時に伝えておくべき弱みを整理します。
他社の商品を調べる
自社のサービスがある程度わかってきたところで、今度は同業他社を調査して、売りにしているポイントや強み・弱みなどを整理しておきます。だいたい検索して100位までのサイトを見れば傾向が把握できると思います。
A社:デザインでは1番いい
・デザインを売りにしたきれいなレイアウトを用意している
・セットで名刺やパンフレットなどの制作も対応できる
・ホームページで集客するためのノウハウが弱い
B社:費用では1番いい
・月額で利用できるブログ型のホームページ制作会社
・デザインや集客などに特化していないが、費用が圧倒的に安い
これらの情報がわかってくると、相対的に自社の強みやポジションが見えてきます。
自社商品が解決できる課題を解決できる他のサービスを調べる
さらに調査を進めていきます。自社のサービスが解決しようとしている課題に対して、他の業種やサービスで解決できないか考えます。
たとえば、ホームページ製作の場合は「無料ブログサービス」や「facebook」などのSNSを代用している会社もあります。
そのほかには、アプリなどもライバルになってきます。
ここまでで、自社を知り、同業や他サービスでのライバルを知りました。なんとなく、どういったユーザーにたいして訴求すべきかイメージできるようになってきます。
ユーザーを知る
ホームページ制作を希望しているユーザーを知ると一言でいっても非常にイメージ力が大事になってきます。
自社のサービスで解決できる課題を整理する
自社のサービスで解決できるサービスをさきほど調査した他社との比較で整理してみます。
比較 | 集客 | デザイン | 費用 |
---|---|---|---|
自社 | ◎ | ○ | ▲ |
A社 | ○ | ◎ | ▲ |
B社 | ▲ | ▲ | ◎ |
この表を見ると、自社の強みは「ホームページで集客したい」という課題を解決するサービスが一番の売りになりそうです。同業他社よりも強みがあり、勝負できることがわかります。
同時にターゲットにするユーザーも集客を希望するユーザーに絞ることが大切です。
ユーザーの抱えてる悩みを知る
上記の表を基に、自社がねらうユーザーは「ホームページで集客したい」人できまりました。ここからはこのユーザーがどうしてホームページで集客したいのか?という視点でイメージを膨らませていきます。
【ホームページで集客したい理由】
・同業他社がホームページで売上があがったという噂を聞いた
・前々からホームページを使った集客に興味があった
・営業を雇うことができずお金をかけずに集客方法を探している
など、色々な理由をイメージしてみます。このユーザーの背景をイメージすることをコンテキスト思考と言います。
ユーザーの悩みをイメージするには経験が必要になりますから、はじめはよくわかりません。そこで以下のようなサイトで「ホームページ 集客」などで検索して悩みを集めてみましょう。
ほとんどが悩みを解決したいから相談しているはずです。
OKWAVE
yahoo知恵袋
キーワードを知る
さて、ここまで自社のサービスや強みを知り、それを求めているユーザーを知りました。次は、ユーザーがどういった言葉で抱えている悩みを解決するのか想像しながらキーワードを洗い出いしみます。
キーワードを集める
まずは、ユーザーの気持ちになって色々キーワードをリストに書き出していきます。その時、本当に大切なことなのであまり表に出ない知識ですが、類義語はたくさん考えておきます。
【キーワードの例】
・ホームページ 集客
・ホームページ 売上
【類義語】
・WEB、インターネットサイト、HP、WEBサイト・・・。
自分がターゲットとするユーザーがどういった言葉を使うのかを意識しないといけません。たとえば、普段から「ホームページ」という言葉を使っている人に対して「WEB」といっても意味が通じません。
また、検索数も言葉によってだいぶ異なってきますのでそれらをできるだけ洗い出して適正化を進めていきます。
目安は100個のキーワードとしましょう。その場合は10000個位のキーワードを集めるくらいの感じでしょうか。ある程度のキーワードがそろってきたところで、以下のツールを使ってキーワード数を増やしていきます。
Googleキーワードプランナー
good keyword
キーワードで人気の記事を知る
リストになったキーワードで記事を作成する前に、そのキーワードではどういった記事が人気になるのかを調査しておきます。
ターゲットに対してどういったタイトルやコンテンツを提供すれば喜んでもらえるのかをしっかり把握します。
ツイッター検索
はてなブックマーク
それぞれのキーワードで人気になる記事の種類や傾向がわかれば、それはユーザーにとって有益な記事の傾向がわかるという意味です。ユーザーにとって有益な記事はシェアされますし、リンクがつきます。
いらないキーワードを知る
ここまでキーワードを分析してくると、自社のサイトには不必要と思われるキーワードがわかってくる数です。たとえば「ホームページ 無料」とかのキーワードはターゲットにはなりません。
このように自社のサイトに必要と思われるキーワードをまずは100個程度を目標に絞ります。もちろんそれ以上でもかまいません。
コンテキストを意識したコンテンツを作る
ここまできてやっとコンテンツの作成をはじめます。色々と調査をした結果、自分が訴求すべきサービスのポイントも、ターゲットが解決したい課題も分かっています。実際にコンテンツを作る作業は非常に簡単だとお思いますが、コンテキストを意識して作成することを忘れないでください。
マスではなくピンポイント
ホームページ制作を希望しているすべてのユーザーを対象にしても意味がありません。それはターゲットの心に響きませんし、費用やデザイン面でユーザーの期待に応えられません。
ここでは自社のサービスをピンポイントで必要としているユーザーだけをしっかり狙った文章を書きます。
たとえば自社のサービスを売り込む場合は、「どんな業種でも対応できるホームページ制作会社です」ではなく、「集客につながるホームページの制作に特化した会社です」とするべきです。
ここでしっかりターゲットを意識することで、それでもサイトに来るユーザーや問合せをしてくるユーザーはこの前提でコンタクトを取ってくるためユーザーにとって有益なサービスを提供できることになります。
サービスを申し込む人をイメージしよう!使う言葉が変わってきます
ここではサイトに訪れる人の属性をより具体的にイメージしてどういった言葉なら響くかを考えて文章を書きます。
たとえば社長が対象だったら、「費用対効果が最も高い営業施策です」としますし、現場の営業担当者だったら「手間のかからないワンストップの営業ツールです」とします。
つまり、サービスを申し込む人にとって、どういったところがボトルネックになるのかも意識して訴求していくことも大切です。こういったイメージする作業をペルソナの設定と言いますが、この内容はまた別の機会で詳しく紹介していきます。
インターネットという社会を知る
ここまでの作業で自社の売り上げにつながるユーザーに向けた有益なコンテンツが作成できました。これによってたくさんのシェアやリンクがあるまるかといったらそうではありません。
人がどういった時にリンクをしたりシェアしたりしたくなるのかを考えてみましょう。
本来のリンクはどういった動機でするのかイメージしてみる
自分がリンクをしようと思ったときどういう気分でした?そもそもリンクをするってどういうことかわかりませんよね。
リンクとは「いいね」とか「はてなブックマーク」だったり「リツイート」の行為を言います。
つまり、リンクを獲得するというのはソーシャルメディアで評価してもらえるかどうかということです。
自社のコンテンツにあったリンク獲得方法を具体化する
ソーシャルメディアでシェアされやすい記事や以下のような傾向があります。このどれかの欲求を満たせるような記事やタイトルを作成できるようにひと手間を加えることが大事です。
たとえば、ホームページで集客したい人向けに集客に特化したホームページに関する紹介コンテンツを作る場合は、「自己のブランド強化」を刺激させるように「業界人がやっている!ホームページで集客するための4つの取組」というタイトルにすればうまくいくのではといったように考えます。
心理 | 説明 |
---|---|
共感してもらいたい | こんな面白いコンテンツがあったんだけどどうかな? |
自己顕示欲 | このサイトで診断したら●●だったとか、この占いあたるとか。 |
自己のブランド強化 | このサイトの情報は役立ちます。良質な情報を発信していきますのでフォローしてください。 |
まとめ
ここまで読み進めてもらうと、勘のいい人はすでにお気づきかもしれません。ネットでの集客(SEO)はもはや通常のマーケティングと同じフレームワークで動いているということです。
SEOを意識したホームページ更新をすることによって、マーケティング力も高まるという一石二鳥な方法というわけです。質問などありましたら気軽にコメントください。